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雇用・定年 「保育所使いたい」 潜在待機児童85万人 厚労省調査

2009年4月8日 アサヒコムより

0~6歳の子どもがいて、現在は認可保育所を利用していないが、受け入れ先があれば預けたいと考えている家庭が推計で約85万世帯に上ることが、厚生労働省の調査などで分かった。
こうした潜在的ニーズを満たすには約85万人分の認可保育所を新たに整備する必要がある。不況で働きに出たいと考えている親が増えており、今後、保育所不足は深刻化しそうだ。

昨年8月に全国103自治体の就学前児童がいる世帯にアンケートし、約12万2600世帯が回答した。

0~2歳の子どもがいる家庭で、現在は認可保育所を利用していないが、「1年以内に働き始め、子どもを認可保育所に預けたい」などと考えている世帯は約2割あった。

現在の児童数から潜在的ニーズを推計すると、0~2歳の認可保育所の利用希望人数は約59万人になる。

同様に、3~6歳の子どもがいる家庭の希望人数は、約26万人となる計算だ。

認可保育所に入れない待機児童は都市部を中心に約4万人(08年10月)。低年齢ほど見つけにくく、待機児童の約8割は0~2歳だ。

不況で、親が働きに出始めており待機児童も増えている。
東京都世田谷区では今年4月に認可保育所に入れなかった児童は1554人と前年より420人増えた。
区保育課は「育児休業後に職場に復帰する母親や、家計を支えるために働きに出る母親が増えていることが影響しているのではないか」と話す。

認可保育所に入れない場合、無認可保育所など認可外施設などを利用していると見られる。
認可保育所の保育料は自治体や親の所得によって異なるが、国が示す基準額は月額0~8万円(3歳未満)。東京都の場合、市町村独自の補助制度もあり月額平均約1万7千円。
一方、認可外施設は公費補助が少ないか、まったくないため保育料は割高だ。
(以上、記事より)


せっかく育児休業をとり、その後も働きたいと思っていても、お子さんを預けるための施設が十分でないため、能力も意欲も高いのに働く機会を逃しているお母さんがたくさんいます。

また保育施設に入所できたとしても、預ける時間帯の制限があったりと、思うように働けなかったりするケースも多く聞きます。

実際にお子さんを預けながら働いているお母さん達の生の声を聞き、本当に必要としているものは何なのかを実感してもらい、そして、働きたいと思っているお母さんも働きやすい環境をサポートするシステムを、もっと多く、柔軟に検討してもらいたいと思います。

投稿日:2009/04/08
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