【今回のワンポイント】
1.企業も学生も積極的にSNSを利用していると心得る
2.モラルに頼るのではなく、応募選考時に情報取扱いを説明し、漏えい時の責任について書面を取り交わす事で抑止効果を図る
選考中の応募者が、SNSで選考内容について記載しているのを発見してしまいました。
削除してもらい、これ以上書かないように伝えたいのですが、どのように伝えるのがよいでしょうか。
SNSでは記載した方が特定できるのであれば、発見した段階で直ちに伝えるのは問題ないと考えます。
伝え方としては、口頭(電話・メール)で直ちに削除するよう伝え、改めて書面での通知を行う事で、経緯の記録を残すべきと考えます。
選考内容だけがひとり歩きすることもあり、企業に対してどのような影響がでるか図る事ができません。
ちなみに電通パブリックリレーションズアンケート結果によると、就活生の約半数が就職活動にSNSを利用しており、理由としては、ソーシャルメディアを使用するメリットに「少しでも企業の情報が欲しいから」「エントリーシートや面接のヒントを得るため」といった回答が多くあげられています。
また、今年の調査結果から新しくLINEがツールとして加わっています。
活用事例はまだ少ないものの昨年12月からKDDIはLINE上で社員と就活性が気軽に話せる「LINE交流会」を開催しており、「ワーキングマザー」、「地方出身社員」、「イクメン」といったテーマに沿って自由に交流できる場を設けているなど、企業側も今後は積極的に利用していくとみられます。
企業も学生も就職情報の共有の場としてSNSを積極的に利用している状況では、個人や企業の情報漏えいに繋がる危険性も十分にあり得ます。
応募者との初回面談時に、情報取扱いに関する説明を十分に行い、また説明した内容について同意した旨を書面で残すようにするとよいでしょう。
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人事・労務の知恵袋
- ワンポイントQ&A 採用選考の情報をSNSで流された
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投稿日:2013/03/08
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