タレントマネジメントという人材育成・開発の手法があります。
優秀な人材な程、自らのキャリア・アップのため転職する事が多く、後継者が育ちにくい事から、やむを得ず、外部人材を登用するという悪循環がある欧米企業で導入されてきたものです。
悪循環を断ち切り、グローバルでかつ中長期的な視点で人材活用や人材開発をしていかないと、企業活動の根本である人材が育たず、企業の体力が衰退が懸念される事から、タレントマネジメントが注目されるようになりました。
いざ人材をを活用したくても、社員情 報がデータベース化されていないと、個人の過去の学習履歴や成功事例の実績を確認する事ができないため、これをデータベース化し、そこに今後必要になるスキルを補強しながら、人材開発を進めるタレントマネジメントが求められるようになったのです。
人を中心とした考え方を起点にし、グローバルで組織横断的に、人材活用と人材開発を進めようとしているのが、タレント・マネジメントといえます。
日本では、「一度配属されるとその人材をどう使おうが、配属先の勝手」との考え方が未だに強く、これでは、もてる才能を有効に生かせる場になっているかどうかは、全くの疑問です。
このような考え方が理由で、人材の流失が頻発しているケースも数多く見られます。
ミスマッチした人材を採用した人事が悪い、勝手に配属させた人事が悪い、などと被害者意識をもって対処する場合もあり、これではせっかく採用した人材を活かす事ができないまま失ってしまう事になりかねません。
このようなことが起きないためにも、社員の潜在能力をどのように活用し、育成してきたのかをフォローアップする仕組みづくりがあれば、現在の配属先だけにとどまらず、組織横断的な人材活用ができる仕組みでもあります。
このタレントマネジメントの手法や導入傾向について調査した結果が、日立ソリューションズから公開されています。
国内でも、グローバル化が進む企業では、多様な人材の活用や適正管理を目的に、タレントマネジメントへの 関心が高まっており、先進的な企業 は、人材情報データベースの構築や能力評価の確立など、ITとマネジメントの仕組みを組み合わせ、人材の育成や適正な配置を行っています。
豊富な事例の中から、21社の先進企業を調査し、タレントマネジメントの概念や導入手順、事例、課題などをまとめたものとなっています。
調査結果の概要として、タレントマネジメントは人材育成や能力評価、適正配置などの8つの要素から構成されており、タレントマネジメントを進めている企業ではITの活用や新制度の導入によって、これらの要素を複合的に組み合わせて実現しているとの事。
1)人材情報をグローバルに一元管理
2)次期経営者候補の人材情報をグローバルに統一した指標で管理
3)人材のスキルや能力を見える化し、適正に配置
4)マネジメントプロセスを見える化し、人材育成や管理のPDCAを実現
タレントマネジメントの考え方、導入・活用方法などを確認できる資料となっていますので、これから導入を検討されている企業や、導入しているものの上手く活かしきれていない場合に活用してみてはいかがでしょうか。
ガイドラインダウンロード
http://www.hitachi-solutions.co.jp/jinji-solutions/sp/lab/
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