【今回のワンポイント】
1.健康チェックは、採用時に必ず行うようにする
2.チェックシートを用意し記入してもらう。記入目的は事前に十分な説明と同意が必要。
Q
1.健康チェックは、採用時に必ず行うようにする
2.チェックシートを用意し記入してもらう。記入目的は事前に十分な説明と同意が必要。
Q
最近、入社して間もなくメンタルヘルス不調で休職する人が増えています。
採用の際に、その可能性を図る方法はないでしょうか。
選考期間はなるべく短くしたいため、あまり時間をかけずにそのリスクがわかる方法があれば教えてください。
採用の際に、その可能性を図る方法はないでしょうか。
選考期間はなるべく短くしたいため、あまり時間をかけずにそのリスクがわかる方法があれば教えてください。
A
面接時にメンタルヘルスに関する既往歴や現在の状況を確認することは可能です。ただし、あくまでもご本人の同意を得るのが前提となります。
確認は、口頭で行うのではなく、チェックシートなどを用意し採用面接時に記入してもらうようにします。
その際、ご本人に以下の内容を伝えましょう。
・採否の判断材料にすること
・採用後の配属先、担当業務の判断材料にすること
・取得した情報は慎重に取扱い、本人の同意なしに第3者には提供しないこと
・会社に申告していない既往歴が発覚した場合、虚偽申告をしたとして懲戒処分に該当する可能性があること
(懲戒処分に関しては、就業規則に定めておく必要があります。)
またメンタルヘルス不調は、一般的に朝の状態が悪く、時間が経つにつれて次第に良くなる傾向があるため、面接の時間を朝(午前中)に設定するのも一方法です。
面接時に職務経歴や退職理由を口頭で述べてもらい、本人の視線の動きや姿勢・話し方の変化も判断材料の1つとして考えられます。
採用時の健康チェックは、企業に安全配慮義務を求めている点や、入社予定者が健康を保持し労務を提供する義務がある点から重要であることを説明した上で、行うようにします。
タイミングとしては、最終選考者など一定程度まで選考が進んだ方を対象として実施するようにします。
チェックシートの内容としては、メンタルヘルスに関するものだけではなく、直近の健康状態から2~3年前の状態までを確認し、併せて、日常生活の状況(喫煙、飲酒、生活習慣病につながるような生活スタイル等)も確認するようにします。
その際に、質問事項にストレス耐性に関する内容も盛り込むなどし、健康状態全般を確認する中で、メンタルヘルスに関するものも確認できるようにします。
ストレスチェックとして、厚生労働省委託事業の「こころの耳」がありますので、これらを活用されるのも一考です。
こころの耳
http://kokoro.mhlw.go.jp/
5分でできる職場のストレスチェック
http://kokoro.mhlw.go.jp/check/index.html
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