来年度に向けて、様々な助成金の支給要件が変更されてきています。
高年齢者雇用安定助成金も4月より支給要件が拡充される予定で、その内容が公表されています。
この助成金は、2つの支援コースが設けられており、それぞれに以下の変更が予定されています。
【高年齢者活用促進コース】
支給額の上限額が現行の500万円から1,000万円に引き上げられます。
助成対象の高年齢者活用促進措置のうち、「新事業分野への進出等による高年齢者の職場または職務の創出」については、「支給申請日の前日時点で60歳以上の雇用保険被保険者が1人以上いること」に要件を緩和します。
環境整備計画の提出時期を「環境整備計画の開始日の6ヶ月前の日から3ヶ月前の日まで」に改めます。
※平成26年度の改正は、平成26年度(当初予算成立日後)に環境整備計画書等の申請が受理されたものから適用されます。
【高年齢者労働移動支援コース】
支給対象労働者の再就職の経路について、民間の職業紹介事業者に加えてハローワークの紹介も対象とします。
支給対象労働者を「定年退職予定者(改正高年齢者雇用安定法の経過措置により継続雇用制度の対象となる基準に該当しない離職者を含む)」に改めます。
「対象労働者が移籍元事業主との間で当該移籍について同意していること」の要件を廃止します。
※平成26年度の改正は、平成26年度(当初予算成立日後)に支給対象労働者を雇い入れたものから適用されます。
高年齢者を活用したい、今はいないが今後活用したいと考えている場合は、助成金を上手く活用し、高年齢者も活躍できる職場環境の見直し・整備を進めてみてはいかがでしょう。
高年齢者雇用安定助成金
http://www.jeed.or.jp/elderly/subsidy/download/subsidy_kaisei.pdf