3月13日発表のネクストリンク社アンケート結果より。
自社に対する“悪口”“誹謗中傷”などの書き込みを見つけたことはあるか?
→「ある」と答えた担当者124名(41%)
内、92.8%が「(悪意ある書き込みを見つけた後)、何も対策をしていない」もしくは「何をしたらいいか分からない」と回答。
一方、広報・人事担当者の8割が「ネット上で自身の会社がどのように言われているか、よくは知らない」と答え、ネット上での自社の評価・評判が及ぼす悪影響について理解しながらも、実際、日々の管理・対策は伴っていないという企業側の姿勢が浮き彫りに。
ブラック企業は、どの部分が“ブラック”だと思うか?
→労働時間(83%)、給与(49.7%)、社風・社内制度(47.7%)
(ここまで)
中小企業では、ネット上での風評被害に対する意識はあるものの、実害がないと、日常的な管理や対策は行っていないのが実際のところでしょう。
今回の調査でも、ネット上に書かれた悪評によって「複数の内定を取っている優秀な学生が採用できなくなる」と答えた広報・人事担当者は43%あり、その影響度は企業側も理解しつつはあるようです。
また「ブラック企業」という言葉から、長時間労働や薄給といった要素がイメージされやすいようですが、その企業の中身が分からずに、言葉だけが先行してしまう怖さがあります。
意図せずネット上での情報だけが独り歩きしないよう、日頃から、風評被害が起きないよう・起きたあとの対策をしっかり考えておきましょう。