2013年度雇用均等基本調査(確報)によると、男性の育児休業取得率が2年ぶりに2.03%と2%を超え、過去2番目に高い水準となったとの事。
対して女性の育児休業取得率は83.0%で、前年に比べ0.6ポイント低下。
女性の育児休業取得率は2008年の90.6%をピークに近年は低下傾向にあるようです。
育児介護休業法の改正以降、短時間勤務等の措置を取っている企業の状況として、「短時間勤務制度」57.7%(前年58.4%)、「所定外労働の制限」55.2%(同54.9%)、「始業・終業時刻の繰上げ・繰下げ」31.9%(同32.9%)となっています。
男性の育児休業取得者は少しずつですが、増えているのは実感します。
第2子の出産時に一定期間子育てをフォローする形で、1ヶ月以内の短期間で休業するケースが見受けられます。
女性の育児休業取得率が低下しているとありましたが、取引先企業をみている限りでは、産休から育児休業に入る方がほぼ100%。
むしろ増加傾向にあります。
育児終了後も、お子さんの健康状態等に問題がない限りは、保育施設が見つかり次第復職されるケースが非常に多く、企業規模に関わらずといったところです。
女性が育児休業後も働きたいと思える職場作りが、企業に求められているといえそうです。
参考)平成25年度雇用均等基本調査(確報)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/71-25r.html
人事・労務の知恵袋
- 人事・労務 男性の育児休業取得率2%超え
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投稿日:2014/08/22
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