社員に仕事を指示すればきちんと仕上げてくるし、業績もそこそこの水準を維持してはいるが、社員たちから活気を感じられず、社内の雰囲気がどんよりしてしまっている、という悩みを抱えている企業は多いのではないでしょうか。
企業の風土改革にも、IoT(モノのインターネット)をはじめとするITを活用した企業の業務改善、経営革新といった波が到来しつつあります。
リクルートテクノロジーズは、社員同士の交流促進の取組みとしてビーコン(位置と情報を伴った伝達手段)と専用アプリを自社開発し、試験導入しました。
各社員が専用アプリを起動すると、会議などで半径3~5m圏内に居合わせた社員のビーコンを検知し、プロフィールを参照したり、メールや電話で連絡を取ったり、頻繁に連絡を取る社員を「ブックマーク」に登録したり、ある社員のことを別の社員に紹介したりといった機能が備わっています。
試験導入の説明会などを特に行わず、社内便でキットを送付しただけにもかかわらず、社員の導入率は約7割に達しています。社員もお互いにコミュニケーションを取りたいと思っているのかもしれません。
ITを活用したプロフィール参照は、面識の薄い社員でも出身地や趣味などに共通項を見つけ、交流を深めるツールになり得ます。
長年一緒に働いている社員同士でも、お互いのプロフィールや価値観などは意外と知らないものです。
社員が活気を出し、社内の雰囲気を明るくするには、相手のことを認めること、お互いの価値観や持ち味を知ることが基本です。
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https://www.nari-sr.net/media/seminar/20160412
参考)IoTは企業の風土改革に役立つか
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/watcher/14/334361/070600617/?rt=nocnt