社員の能力をフルに発揮させるために金銭的な報酬をちらつかせてけしかけるのは、良い方法ではないのかもしれません。
仕事そのものによって内発的に動機づけられている状態のときに、金銭などの外的報酬を与えると、内発的モチベーションが高くなるどころか逆に低くなる、アンダーマイニング効果という現象が起こり、長い目で見れば創造性が損なわれ、真の達成感が得られないことがわかっています。
データ復旧と事業継続マネジメントサービスを提供するAxcient社では、「適切な評価基準の設定」「評価対象と目標を社員に決めさせること」「評価基準の定期的な見直し」「評価基準に達した人を公の場で評価すること」「部下の仕事をシンプルに認め、感謝を伝えること」を重要視し、社員からより多くのやる気を引き出しています。
産労総合研究所による上場企業を対象とした「評価制度の運用に関する調査」調べでは、「評価制度がある」95%、と「制度としてはないが,実態としてはある」3.9%、という結果でした。
社員の生産性を高めるには、評価制度がある会社も評価基準を見直し、目標をトップダウンではなく社員が決め、定期的に上司と部下が面談の機会を設け、認めて承認することが効果的です。
社員の生産性、業績がアップする人事評価制度にしませんか?
https://www.nari-sr.net/media/seminar/201702-03
参考)社員のモチベーションを上げる「ボーナスよりも効果的な方法」
http:// http://www.lifehacker.jp/2017/02/170223_more_motivation.html
2016年 評価制度運用に関する調査
http://www.e-sanro.net/jinji/j_research/j_research04/pr1702-2/