人事・労務の知恵袋

人事・労務 ウェブやAI活用による採用活動の変化

【執筆者】社会保険労務士法人スマイング コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢

学生側が場所や時間を選ばずに参加できるようにして間口を広くすることや、企業側の経費削減の目的で、採用の面接や会社説明会をウェブ上でする企業が増えています。

ヤフー社は18年から、原則として採用までに一度は対面の面接をするが、学生は自宅や大学など好きな場所で面接を受けるウェブ面接システム「ハイアービュー」を導入しています。
ヤフー社はウェブの活用で採用活動にかかる業務時間が約3割減ると試算しています。

セプテーニ・ホールディングス社も18年春入社の新卒採用からウェブ面接だけで内々定までたどり着ける採用を導入し、地方学生のエントリー数が倍増しています。

ウェブ面接による学生の利点は多く、対面による面接前後の移動時間や地方の学生には交通費や宿泊費の負担を大幅に改善できます。

サイバーエージェント社は19年卒採用から採用ホームページに複数の動画を公開し、担当事業の異なる社員が自らの仕事内容や求める人材などを説明する会社説明会をすべて動画に置き換えています。

売り手市場が続き、採用する側の業務改善にもつながるため、エントリーシートの合否判定や優先度合いの評価についてのAI活用や、学生がカメラに向かって質問に回答し、録画した動画を元に選考するなど、採用活動も変わってきています。

ウェブで面接や会社説明会の動画配信をする企業はまだ少ないですが、今後広がる可能性があります。

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投稿日:2018/02/05
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