会社のビジョンや方向性をどう示したらよいか、社員に想いが伝わらない、といったお悩みの経営者も多いのではないでしょうか。ビジョンや方針はどうやって作るのか、どのように浸透させればよいかいくつかご紹介いたします。
ビジョンや方針の作り方として、脳科学的なアプローチを用いる方法があります。
脳の構造を大きく2つ分けると、本能行動や意思決定や好き嫌いなど重要な役割を担い、人類以外の哺乳類では大脳の多く占める古い脳である「大脳辺縁系」と呼ばれる部分と、論理的な思考や言語などをつかさどる人類で特に発達した新しい脳である「大脳新皮質」があります。
ビジョンや想いは「大脳辺縁系」から生まれますが、言語を扱ってはいません。言語を扱う
「大脳新皮質」に落とし込んでいく作業が必要になります。具体的には、思い描くビジョンのイメージを絵に描いたり、造形物を作成し、そこから作成したものをヒントに言語化していく作業が脳科学の観点からは効果的です。実際に描いた絵をモチーフにロゴにする企業もあります。
業種や業態、組織の状態によって何が最適な方法かは異なりますが、作成したビジョンや方針を人材育成など活用するため、社員に普及させる方法をいくつかご紹介します。
・行動経済学の観点から、「なぜ・why」を示すことで共感を得やすくする方法
・ビジョン(方向性や未来像)・ミッション(役割や使命)・バリュー(基本的な考え方・価値観)と分解し、組織に当てはまる人材にそれぞれ示す方法
・ビジョンを体現した社員を育成し、使徒として普及に努めてもらう方法
ビジョンを策定・浸透することで、社員がイキイキする職場づくりをしませんか。
https://www.nari-sr.net/media/seminar/20160412