人事・労務の知恵袋

人事・労務 ミレニアル世代の育成と対応策

【執筆者】社会保険労務士法人スマイング コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢

ミレニアル世代(1980年代~2000年代初頭の生まれ)をどう理解し、育成すればいいのか悩んでいる企業も多いのではないでしょうか。
人と組織の変革を支援するジェイフール社によれば、ミレニアル世代の感じていることに向き合い、世代間ギャップを埋めて組織を成長させるためには、どのように育成すべきか。ケース別の対応策が以下になります。

1.ミレニアル世代が抱く仕事への違和感
ミレニアル世代は、社会人としての常識や、これまで社内で常識とされていたことにも違和感を覚えることも多くあります。
ミレニアル世代は、SNSで「いいね!」をする感覚で、フラットな人間関係の構築を望みますが、一歩踏み出すことに抵抗感がある世代です。
対話を通して、彼らの心が動く原動力を一緒に見つけてあげ、若手自身が、周囲を巻き込んでチームを動かすリーダーになるリーダーシップ・スキルを身に付けることが有効で す。

2.部下の育成に悩むマネージャー
従来の育成方法が、ミレニアル世代には通用しないと悩む管理職も多くいます。
若手が上司に助言を与えていく「リバースメンター制度」や、管理対象が多様化している今の時代ですので、チームが機能していくためには、管理の枠組みを変革できるスキルを身に付けることが有効です。

3.管理職・経営層の誤解
上の世代には過去の成功体験を払しょくする意識改革が必要です。

4.ミレニアル世代が思う次世代リーダー
 従来型の一方的な指揮命令を出す支配型のリーダーではなく、メンバーの持つ力を最大限に発揮できるのかを考え、その環境づくりに邁進する支援型リーダーを求めています。

ミレニアル世代は、デジタルネイティヴ世代とも呼ばれ、タイムリーなフィードバックやSNSの「いいね」など高い承認欲求を持っていると言われています。
管理職が職場で承認力を向上することがミレニアル世代の育成は効果的です。

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http://www.nari-sr.net/media/seminar/20160412

投稿日:2018/08/06
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