生産性向上に取り組んでいる企業も多いのではないでしょうか。自分に向いている仕事や能力に見合った仕事をすれば生産は上がります。
人事・戦略コンサルタントの松本利明氏によれば、仕事ができないと言われている人を「3つのタイプ別」にし、タイプ別の対処法を仕事の依頼や指示を出す方に教えてあげるのが最も速く生産性を上げることに繋がります。
【タイプ1】仕事が遅く、常にクライマックス状態(作業スピードが遅かったり、段取りが悪かったりして、いつも遅れる)
対処法:自分の頭で考えさせない
このタイプはオペレーションに乗って正しく作業することは得意です。仕事の内容を、一度説明を受けたら実行できるレベル程度にし、上司や先輩のノウハウをツール化・フォーマット化してもらい、そのツールやフォーマットに沿って、上司や先輩には作業の指示を出してもらうことが効果的です。
【タイプ2】抱え込んで自爆する(仕事の目的とゴールを確認せず、質問もせず、抱え込み、キャパシティーオーバーとなり自爆する)
対処法:「どう分かったのか」を相手に言わせてみる
相手が理解できたかどうか相手の口で言ってもらうことで、何を理解し、何を理解していないかが浮き彫りになるので、要所の確認ができます。
【タイプ3】間違えても気にしない(細かい確認に興味がなく、間違えたまま仕事を進める)
対処法:「重要だから確認しよう」と言う
このタイプは、とにかく自分のペースでドンドン進めることが好きです。
細かくチェックしていることを悟られると、自己防衛本能を働かせ、誰にも報告せず一人で仕事を進めてしまいます。喜んで報告するよう「重要なことだから、ここで確認しよう」と伝え、任せた仕事を確認する単位を細かくするのが効果的です。
どのタイプであっても、対処法を実行する前に、相手の心のバリアを外させることが重要です。心を閉ざしている限り、相手はこちらの指示を意図通りに受け取ることはありません。「よく頑張っているね」と存在を認めてあげることで、認めてくれる人を相手は味方と感じ、心を開いてくれやすくなります。
心を開いてもらい、人間関係を構築するには、、行動や結果を認めて「承認」することが、即効性があります。
承認力を向上して、社員がイキイキする職場にしませんか?
http://www.nari-sr.net/media/seminar/20160412