日本能率協会社による管理職を対象に実施したマネジメントに関する調査結果を発表しました。
日頃のマネジメントの悩みについては、「特定の人に仕事が偏ってしまう」約41%と抜きん出て多く、順に「新しい発想・チャレンジができていない」、「部下が育っておらず、仕事を任せられない」、「チーム全体の業務量が多く、部下の残業削減・有休取得が進まない」、「部下の話をじっくり聞く時間がない」という結果でした。
マネジメントをする上で心掛けていることついては、「責任は自分で持つこと」約32%と最も多く、順に「部下を育成すること」、「部下の仕事ぶりをよく見ること」、「部下の話をじっくり聞くこと」、「部下の適性を見極めた業務分担をすること」と続いています。
よりよいマネジメントのために身に付けたい能力については「コミュニケーション力」(約31%)、「統率力」(約27%)、「コーチングスキル」(約27%)、「交渉力」(約20%)、「創造力」(約17%)、「情報発信力」(約17%)などが挙げられています。
また、管理職が部下に身に付けてほしい能力では「チャレンジ精神」(約40%)、「積極性・主体性」(約38%)、「コミュニケーション力」(約26%)、「創造力」(約24%)、「協調性」(約24%)などが挙げられています。
日本能率協会社は「メールでのコミュニケーションや座席のフリーアドレス化などにより、対面でのコミュニケーションが減っているため、コミュニケーション力を意識的に強化したいと考えているのでは」と分析しています。
人事評価制度をご支援する上でも、従来型の年次での目標設定からフィードバック等の面談サイクルを強化し、管理職が日常的に部下のモチベーションや成長の支援をすることに重きを置く制度や仕組み作りの事例が増えてきています。
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