エン・ジャパン社の調査により、転職サイトを利用している35歳以上の男女の82%がパワハラを受けたことがあるということが分かりました。
被害内容を尋ねたところ「精神的な攻撃(公の場での叱責、侮辱、脅迫)」(66%)と答えた人が最も多く、次いで「過大な要求(不要・不可避な業務の強制、仕事の妨害)」(46%)、「人間関係からの切り離し(隔離、無視、仲間はずれ)」(25%)、「過少な要求(仕事を与えない、程度の低い仕事を命じる)」(22%)と続いています。
男女別にみると、男性に比べて女性は「人間関係からの切り離し」(45%)、「過少な要求」(33%)、「個の被害(プライベートに過度に立ち入る)」(27%)の回答が多くなります。
パワハラへの対策を聞いたところ「退職した」(35%)、「気にしないようにした」(33%)、「パワハラをしてくる人とは別の上司や先輩に相談した」(31%)と答えた人が多かった。「その他」と回答した人からは「成果を上げて見返した」「録音して、パワハラの証拠を集めた」「異動希望を出し続けた」などの声が挙げれています。
一方で、パワハラをしたことがあるかについての調査では、「実際にパワハラをしたことがある」と答えたのは2%、「自分の行動がパワハラでは、と思ったことがある」は27%となりました。
パワハラは発生しやすい職場の共通点として、上司と部下のコミュニケーションが少ない職場、と厚生労働省の調べでも明らかになっております。
また、国も労働政策審議会にてパワハラの法制化を進めており、ハラスメント研修のお問い合わせが増えて来ています。
研修プログラム>ハラスメント
https://www.nari-sr.net/business/training/harassment
弊社監修「職場のハラスメント標準問題集」
http://www.e-coms.co.jp/service/harassment/