ソニー生命保険社の調査により、社会人1~2年目の社員が先輩に言われたら、やる気を奪われてしまうセリフ、先輩に言われたらやる気に火がつくセリフが分かりました。
先輩に言われたら、やる気を奪われてしまうセリフについては、「この仕事向いてないんじゃない?」(31%)と答えた人が最も多く、次いで「やる気ある?」(26%)、「ゆとり世代だなあ」(24%)「そんなことは常識でしょ」(18.2%)、「前にも言ったと思うんだけど?」(14.0%)、「ちゃんと考えたの?」(13.3%)という結果になります。
同社によれば、「知識不足や能力不足を指摘するような言葉に接すると、やる気を失う人が少なくないようだ」「適正を否定される、意欲を認めてもらえない、世代でひとくくりにされるなど、正当に評価してもらえないことによって、モチベーションが下がってしまう人が多いようだ」と分析しています。
男女別にみると、「女/男だからしょうがないね」(男性6%、女性20%)では、女性のほうが14%高くなっております。
仕事で失敗したときなど落ち込んでいるときに、先輩に言われたらやる気に火がつくセリフについては、「君がいて助かった、ありがとう」(43%)が最も多く、次いで「本当によくがんばった」(31%)、「何でも相談してね」(26%)と続いています。
男女別でみると、「一緒に乗り越えよう」(男性21%、女性29%)は、女性のほうが8%高くなり、女性は支えてもらえる心強さが、仕事へのパワーになる人が多いのかもしれません。
ミレニアル世代(1980年代~2000年代初頭の生まれ)は、タイムリーなフィードバックやSNSの「いいね」など高い承認欲求を持っていると言われています。
調査結果にも表れていますが、職場で先輩が、「承認」をすると社会人一年目のモチベーション向上や離職の防止に有効です。
「承認」は、存在承認・行動承認・結果承認の3つに分類され、相手のタイプに合わせて「承認」を行うことがより効果的です。
承認力を向上して、社員がイキイキする職場にしませんか?
http://www.nari-sr.net/media/seminar/20160412