人事・労務の知恵袋

【人事・労務】 納得感のある人事評価の取り組み事例

「納得感」をキーワードに、年功序列型などの従来型の人事評価制度を疑い、独自の道を歩む企業が注目を集めています。
社員一人ひとりの給与を全員の話し合いで決めるアクロクエストテクノロジー社、上司と部下という上下関係をなくし、「5人評価」という試みを始めたアトラエ社になります。

アクロクエストテクノロジー社は、「ハッピー査定360」という全員査定は、毎年10月にまず全社員80人が他の全員について、「見習いたい点」「改善し たい点」を実名で記入し、その内容を社内のサーバーにアップ、全員が閲覧できるようにし、社員同士が面と向かって話し合う「コメント発表会」が開き、全体 会議で異論が出なくなったところで、全社員の「点数」を決定し、独自の計算式に当てはめるという流れで、社員の給料を社員全員で話し合って決めています。

同社の副社長は、「何ができるかを客観的に話し合う、加点主義がベースにある。その上で、指摘も本音で飛び交うから、納得感も高まります」と述べています。

アトラエ社は、10月と4月の年2回、自分の働きぶりを見てくれると思う同僚5人を選び、指名を受けた5人は、①事業にどれぐらい貢献したか、②組織づくりにどれだけ貢献したか、という2点について評価で給与が決まる「5人評価」を導入しています。

この評価には、周囲からの評価が高い人による評価は重く、逆に評価が低い人からの評価は軽くするなど、全体として評価の公平性を保つアルゴリズムも取り入 れており、導入したばかりでまだ2回試したにすぎないが、全社員が評価者になりうるため、他の社員への関心が増すといった意識改善の効果も見えていると意 見が挙げられています。

また、同社は新たな評価制度の試みとして、それぞれの社員に今後半年間の目標を立ててもらい、全社員に開示しています。

360度評価を導入すると、主観が評価に反映されてしまう、社員同士で評価を良くしあう等の運用が難しいとされていますが、評価のクラウド導入などを背景に、より客観的で公平性のある人事評価制度を期待されると、注目を集めています。

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投稿日:2019/07/08
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