人事管理サービスのHibob社の調査では、就職希望者が応募している企業に現在雇用されている従業員が自分の役割に満足しているように見えない場合、就職希望者の69%が内定を再考すると答えていることがわかりました。
同社のCEOによれば、「粗悪な企業文化と従業員の不満を理由として、就職希望者の3分の2以上が離れている」「福利厚生面で人気のトレンドは生まれては消えていったが、企業文化と機会は従業員の満足度を左右する重要要素で、協働と生産性を支えるものだ」と述べ、企業側として従業員をやる気にさせるため考えるべきことは、次の3つと答えています。
1.成長の機会を与える
従業員の56%は、成長の機会が給与より重要だとしており、労働者の50%以上は現在の仕事に不満を持っているため、企業側としては競争力のある給与を与えるだけでなく、労働者のニーズに合わせ明確な成長の機会を与えることが必要になります。
2.柔軟性を持つ
求職者は自分が理想とするワークライフバランスを心に留め、提供されている休暇日数や潜在的な通勤距離を重要要素として考慮しています。
3.強力な企業文化を作る
77%の従業員は、企業文化が非常に重要だと考えており、明確な成長の機会や競争力のある給与、その他望まれる福利厚生がある場合でも、会社の離職率が高かったり、現在勤務しているの従業員が燃え尽きているように見えたら、就職希望者の69%はその会社への就職を考え直すと答えています。
素晴らしい企業文化を持つ会社は、優秀な人材を引きつけの維持していることが多い。就職希望者は、その会社が自分の個人的な価値観や目的に合っているか、前向きな職場環境を持っているかを重視しているため、良い企業文化を持つことは長期的な企業の成功に欠かせないものです。
研修や資格取得支援など、成長を後押しする制度や、柔軟性のある制度作りに取り組んでいる企業も多いように感じますが、企業文化の醸成にも取り組んではいかがでしょうか。
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