名刺管理のクラウドサービスを手がけるSansan社、6月から「オンライン名刺交換」サービスを開始すると発表し、直近でSansanの顧客企業約6000社の3分の1近くが利用を表明したといいます。
同社の社長は3月の戦略発表の場で、「オンラインの商談やイベントでも、出会った相手との情報交換を豊かにできる。時代に合わせて名刺交換の体験を改善していきたい」と語っております。
また、同社のCPOは、「確かに紙の名刺を交換する場面は減るだろう。それでも名刺というフォーマット自体は残る。会社が発行したものだからこそ信頼性が担保される。画像を使わなければ、いくらでも偽造ができてしまう」と指摘しております。
ビジネスSNS世界最大手、LinkedIn社の日本の代表は「日本では会社への帰属意識が強い人が多いが、会社が倒産すると一緒に倒れてしまう。リンクトインでプロフィールを見るのは無料。自分に近い人を探してキャリアを見るだけでも刺激になるだろう。先行きに危機感を持ってリンクトインに来る人は増えている」と村上氏は指摘しています。
「コミュニケーションが会社ベースなのか、個人ベースなのかによって、名刺やSNSなどの使い分けも増えるだろう。テレワークや接触の抑制が進む中で、ビジネスにおける人とのつながり方が大きく変わるのは間違いなさそうだ」と東洋経済の記者はコメントしております。
「最初は対面じゃないと」という感覚も変わってきており、初回面談からzoom等を活用したオンラインでの打合せというのは当たり前になりつつあります。
名刺管理だけではなく、会社の業務管理もクラウド化が進んでいます。
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- 人事・労務 拡大するオンライン名刺交換やSNSの活用
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【執筆者】社会保険労務士法人スマイング コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢
投稿日:2020/06/01
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