エン・ジャパン社による「コロナ禍での企業選びの軸の変化」の調査によれば、エン転職ユーザーの約40%が企業選びの軸が変わったと回答しております。
重視するようになった軸としては「希望の働き方(テレワーク・副業)ができるか」「企業・事業に将来性があるか」が上位2つに挙げられており、「希望の働き方ができるか」の回答では、「現在働いている会社が、制度を変えるのが大変とテレワークの導入を躊躇しているところに疑問を感じ、社会情勢に柔軟に対応する意思のある会社に魅力を感じた」「健康な体あっての仕事なので、柔軟に対応できる企業に勤めたい」といった声も挙げられています。
一方、学情社の調査によれば、2022年3月卒業予定の大学生は、就職活動でテレワーク制度があるかどうかを重視する割合が約60%に達し、テレワークの利用意向も約77%となります。
入社後すぐにテレワークを実施することについては、約66%の学生が不安を感じており、不安に感じる内容としては「先輩や上司など社内の人間関係」「仕事の進め方の習得」「仕事で必要なスキルの習得」「同期とのつながり」が上位を占めております。
また、テレワークでのコミュニケーション不足に不安を感じ、オンラインバーチャルオフィスを導入し、部下からの相談回数が激増し、チームの一体感が生まれたといった会社もあるようです。
業種や業態にもよりますが、テレワーク導入に企業ごとの差が出てきましした。
上記の調査結果から、まだテレワークを導入していない企業は導入することで、中途採用の強化につながるかもしれません。テレワークの導入が進んでいる企業は、新卒採用にもPRができ、バーチャルオフィスなどのコミュニケーションの課題を解決することが企業の成長にもつながるかもしれません。
会社の制度も、現在の会社状況や今後の意向に合わせて、見直してはいかがでしょうか。
テレワークにも欠かせない人事評価の仕組みづくり