20代専門転職サイトを運営する学情社は、20代のビジネスパーソンを対象に「評価」に関する調査を実施し、仕事で評価されていると実感できているか聞いたところ、「実感していない」「どちらかといえば実感していない」と回答した20代が48.2%に上ることが分かりました。
仕事で評価されていると感じるときを尋ねると、最も多かったのは「上司から褒められたとき」(53.1%)、次いで「昇給したとき」(31.0%)、「責任ある仕事を任されたとき」(28.1%)と、上司とコミュニケーションをとったときや、給与や業務内容に仕事への評価が反映されたときに評価されたと感じることが多くなります。
また、テレワークで評価に関して課題を感じたことがあるか聞くと、「どう評価されているか分からない」と回答した20代が40.9%となり、「どう評価されているか分からない」と答えた20代からは、「テレワークでは明確な評価制度が必要だと思う」「業務の指示を受ける場面は多いものの、フィードバックを受ける機会は少ない」という不満の声が挙げられています。
また、あしたのチーム社による2020年のテレワーク時の部下の人事評価の調査結果では、「オフィス出社時と比べて難しい」と答えた管理職が73.7%と、評価をする側もテレワーク時の人事評価の難しさを感じていることも明らかになっています。
テレワークでも出社でも、人事評価の原則(期間・範囲・事実)は変わりません。
また、テレワークによってプロセスは見えにくくなりましたが、人事評価制度の本来の目的は、現場でのコミュニケーションを強化し、モチベ―ションアップや社員の成長につなげていくことになりますので、特に20代前半は、自分の仕事ぶりが会社に貢献できているか不安なものですので、フィードバックやほめるといった承認は重要になります。
テレワークにも欠かせない人事評価の仕組みづくり