総合人材情報サービスのアイデム社は、総合求人サイト「イーアイデム」を通じて求人に応募した会員を対象に実施した調査結果を発表しています。
仕事探しをしている理由に新型コロナウイルスが影響しているかを尋ねると、全体の38.8%が「はい」と回答しており、コロナの影響を受けた人を希望雇用形態別に分析すると、「派遣社員」が44.4%で最も高く、「パートまたはアルバイト」は37.5%で、最も影響を受けていませんでした。
正社員雇用を希望する人にその理由については、「将来にわたって安定して働きたいから」(72.7%)が最も多く、「社会保険に加入できるから」(59.1%)、「他の雇用形態より収入が得られると思うから」(48.5%)と続いています。
パートまたはアルバイトを希望している人に理由を尋ねると、「自分の都合の良い時間や曜日に働きたいから」(68.5%)が最も多く、「生活との両立を図りたいから」(40.8%)、「扶養の範囲内で働きたいから」(24.5%)と続いています。
今後、社会保険の適用拡大も予定されています。
現状は、501人以上の企業で、週の所定労働時間が20時間以上・雇用期間が1年以上見込まれる・賃金月額が88,000円以上・学生でない、という要件に適用が拡大されていますが、2022年10月に101人以上の企業で、雇用期間が2か月を超えこることが見込まれるに拡大し、2024年10月には、51人以上の企業に拡大します。
厚生労働省の推計では、101人以上で45万人、51人以上で65万人が新たに社会保険の適用となる人数とされています。
同一労働同一賃金も施行され、正規社員と非正規社員との待遇の是正も進んでいます。今後は、正規が非正規かといった働き方の希望も変わってくるかもしれません。
テレワークにも欠かせない人事評価の仕組みづくり