ブイキューブ社は、家や職場以外の場所「サードプレイス」に関する調査によると、新型コロナウイルス流行前と比べると、61.6%が自宅でも職場でもない「第三の場所(サードプレイス)」の必要性が高まったと回答しています。
サードプレイスの必要性が高まった理由を聞くと、「ひとりの時間がとれる」(45.5%)が最も多く、順に「サードプレイスのほうがやりたい、やるべきことに集中できる」「自宅に家族がいてやりたい、やるべきことがしづらい」「生活にメリハリがつく」となり、在宅勤務、家族時間の増加、ワーク・ライフスタイル変化の影響がうかがえる結果になっています。
サードプレイスがオフィスや自宅に比べ効率的に働けるかどうか聞くと、「オフィスより効率的」と感じる人は51.8%だった一方、「自宅より効率的」と感じる人は約7割の67.6%となっており、同社は、一般的にオフィスは働く場所として最適にデザインされているが、自宅は家族がいるなどにより環境を作ることが難しいケースもあり、自宅以外で効率的に働ける場所の選択肢としてサードプレイスが求められるのではないかと考察しています。
仕事場所としてのサードプレイスに求めることを聞くと、「個室であること」(65.6%)が最も多く、順に「電話やWeb会議ができること」「高速ネットワークがあること」となり、働けるサードプレイスには環境面が特に求められているようです。
東京都も府中、東久留米、国立にテレワークモデルオフィスを開設、墨田区にシェアオフィスをモデル的に開設しております。
不動産業界でも2Kや2DKなど、空間を区切れる物件は空き物件が少なくなっているようです。
自宅と職場のハイブリッドワークも一般的になってきております。在宅勤務時の周りの騒音や家族の目が気になるなど、本人に起因しない環境もあります。
生産性や効率面を考えると、サードプレイスの利用も検討されるのも一考です。
テレワークにも欠かせない人事評価の仕組みづくり