マンパワーグループ社は、「アルムナイ採用」の実態について調査したところ、アルムナイ採用を導入している企業は全体の約3割(28.0%)ということがわかりました。
アルムナイ採用とは、企業を退職した元従業員(アルムナイ)を再び雇用する採用手法であり、米国で導入が進み、日本においても外資系企業などをはじめ、さまざまな企業でアルムナイ採用を積極活用するケースが増えています。
アルムナイ採用を行ったことによる成果や効果については、個々の社外での経験を活用できる点や即戦力人材という面だけでなく、定着性についても効果を感じているケースが多く、採用コストが抑えられることから、コストパフォーマンスの良さをメリットと考える傾向があるようです。
同社は、「アルムナイ採用を導入している人事担当者は、確実に即戦力になる人材の補填ができることに大きなメリットを感じている様子がうかがえます。近い将来には採用市場が厳しくなることが想定されます。アフターコロナの時代を見据え、現時点からさまざまな採用手法を模索・確立しておくことが重要になるといえそうです。」とコメントしております。
人材不足で悩む企業においては「企業の離職者・退職者」を貴重な人的資源とみなし、採用や採用に繋げるための関係性を保つための施策が注目されるようになっています。今後ますます活用されていくかもしれません。
テレワークにも欠かせない人事評価の仕組みづくり