学情社による、20代を対象にした「勤務スタイル」に関して調査を公表しております。
転職活動で「フルリモート」や「居住地自由」の企業は志望度が上がるか聞いたところ、74.9%が「志望度が上がる」と回答しており、志望度が上がる理由には「転勤がなく人生設計を立てやすい」「ライフステージに合わせて柔軟に働けると思う」「地方在住のままで首都圏の企業で働くことができたら嬉しい」などの声が挙げられています。
「出社の機会がある」企業に関しても志望度を尋ねたところ、「志望度が上がる」と答えた割合は16.2%、「どちらかと言えば志望度が上がる」は32.4%で、合わせて48.6%となり、理由は「リモートワークも取り入れたいものの、出社して対面で話すからこそ社内の信頼関係を築くことができると思う」「出社して、社員同士で顔を合わせる機会がある方が、会社の一員であると実感できると思う」などの声が挙げられています。
コロナ禍で「リモート会議」や「オンライン商談」が普及し、出社しない働き方を前提にする企業も出てきている一方で、「オンライン」のコミュニケーションが増えたことで、「リアル」の価値が見直されオフィス回帰の動きも活発化していきています。
また。BIGLOBE社が実施した「コロナが収束した後の行動に関する意識調査」によれば、コロナ禍を理由に飲み会や社内イベントを断った経験があるか聞いたところ、44.4%が「ある」と回答しており、断った経験がある人に、「今後出社が増えたとしても、新型コロナウイルスを理由に飲み会や社内イベントを断ると思うか」と尋ねたところ、「思う」「やや思う」を合わせた約8割が「今後も断る」と回答していました。
テレワークの勤務形態からコミュニケーションの活性化などを目的に、出社に切り替える企業も増えています。その一方で、出社命令に応じない従業員がいるなどのご相談も増えております。
社内のコミュニケーション活性化を目的として出社に切り替える企業にとっては、BIGLOBE社の調査結果を鑑みると、飲み会や社内イベント以外の活性化策を取り入れる方法も一考かもしれません。
テレワークにも欠かせない人事評価の仕組みづくり