Works Human Intelligence社が「企業が提供する研修・教育支援に関する調査」を実施した結果、企業への愛着や誇りを持っている（＝エンゲージメントが高い）従業員は、社内の研修や学びを仕事やキャリアに生かしているという実感が強く、企業の学びへの支援に対しても満足度が高いことが分かりました。
この調査で、「会社の一員であることを誇りに思うか」の回答と「勤め先の企業における研修や学びは仕事やキャリアに生かされているか」「勤め先の企業の学びの支援に満足しているか」の回答をクロス集計したところ、「研修や学びは仕事やキャリアに生かされているか」「学びの支援に満足しているか」について「はい」と回答した人は、「いいえ」とした人より「会社の一員であることを誇りに思う」に対して「強く思う」「思う」と回答する割合が高くなり、同社は「自分の働いている会社に誇りを持ち、エンゲージメントが高い人ほど、企業から学びの支援に満足し、それらを仕事やキャリアに生かしている実感が強い」と分析しています。
また、「勤め先の企業における研修や学びは仕事やキャリアに生かされているか」への回答と「勤め先の企業の制度や組織文化について、当てはまるもの」への回答をクロス集計したところ、「学びが仕事やキャリアに生かされている」と感じている人ほど、上長と話す機会や勉強会、情報交換の場、学びの成果を仕事の中で生かす仕組みなど、「学びを活用する制度や組織文化がある」と回答している割合が高いことも分かった。
同社が運営するWHI総研のシニアマネージャーは、「従業員の企業への定着・エンゲージメント、研修や学びを生かす制度や組織文化の存在などが、人材育成や社内教育への投資効果を最大化するために必要」とコメントしています。
人材育成制度の充実や組織文化を醸成させることなどは、個々のキャリア形成や愛着や誇り、帰属意識の向上にも役立てることができます。
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