人事・労務の知恵袋

人事・労務 約4割が入社3カ月以内に転職を考えた

【執筆者】社会保険労務士法人スマイング コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢

クリエイティブバンク社の調査により、「新卒・中途で入社してから3カ月以内に転職または退職をしたいと感じたか」について、39.2%が「はい」と回答していることがわかりました。
結果を世代別に見ると、20代では「はい」(50.5%)が「いいえ」(41.9%)を上回っていたが、世代が上がるにつれて「いいえ」が増える傾向があります。
転職または退職をしたいと答えた人に、その理由を聞くと「仕事内容の不一致」(153人)が最も多く、次いで「人間関係のトラブル」(147人)、「待遇面の不満」(131人)と続いています。
この結果について、クリエイティブバンク社は「職場環境の改善に加え、採用段階で求職者と企業側が明確なコミュニケーションを行い、求められる仕事内容や役割、スキルの適合性について、より具体的な情報交換をすることが必要だ」とコメントしています。
2023年になってからは、人事評価制度を導入していないので新たに導入したい、といったお問い合わせが増えております。
新型コロナが落ち着いてきたことによって社内体制に目を向ける余裕が出てきたことや、給与相場が上昇していることなどから給与制度を確立して納得感のある給与を従業員に提示したい、人事評価制度を導入する事によって離職も防止したい、ということが理由にあるように想定されます。
クリエイティブバンク社のコメントにもあるように、離職防止の観点からも、採用段階でミスマッチとならないようなコミュニケーション、求められる仕事内容や役割・スキルなどは明確にしておくことが効果的かもしれません。
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投稿日:2023/05/29
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