ライボ社が職場イジメの実態調査を公表しています。
誰からイジメを受けていたかを聞くと「上司」(45.8%)が最も多く、次いで「先輩」(40.7%)、「同じ地位・役職」(30.2%)と、年上からの被害が多い結果となります。
被害後の影響については「モチベーションが下がった」(46.3%)、「職場に行きたくなくなった」(43.3%)、「周りを信用できなくなった」(36.5%)といった声が多く、「職場でのイジメを目撃または相談されたことある」と答えたのは59.9%に対し、「経験がない」は40.1%でした。
目撃・相談の経験がある人のその後の行動は「何もしていない」(52.2%)と過半数を占め、「一緒に解決に動いた」(47.8%)となり、その結果「解決した」(25.2%)、「解決しなかった」(22.6%)となります。
嫌がらせやイジメだと思うものは「直接的な暴力や暴言」(72.3%)が最も多く、次いで「無視や仲間はずれ」(71.8%)、「ミスを必要以上に問い詰める」(67.7%)、「無理難題の要求」(58.6%)、「業務を与えられない・外される」(57.8%)、「ぬれぎぬを着せ周囲に言いふらす」(57.7%)と続いています。
2022年4月から中小企業でもパワハラ防止法が施行されましたが、いまだにハラスメントに関する相談はあります。
セクハラは加害者自身に自覚がある人もいますが、パワハラは指導の延長にあるので、加害者に自覚が無いことも多くあります。
ハラスメントが発生した場合、会社にも使用者責任などを問われるリスクもありますが、加害者自身が民事上の損害賠償や刑事処分、会社から懲戒処分の対象となる可能性があります。
ハラスメント研修などにより、従業員に正しい知識を浸透させることも一考です。
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