SNSの「GRAVITY」を提供するHiClub社の20~39歳のミレニアル世代の女性を対象にした調査によると、リアルな退職理由1位は「人間関係」で、2位「給与が低い」、3位「体調不良」となります。
1位の「人間関係」と答えた人からは「環境が悪い場所だと働く意識が薄れる」「心が壊れる原因の全ては人間関係」「一生で一緒にいる時間が最も長い人たちなのに、合わなかったら最悪」といった声が挙げられており、1日の大半の時間を一緒に過ごす仕事仲間に対して、悩む人が多いことがみてとれます。
2位の「給与が低い」と答えた人からは「結局はお金が大事」「仕事の責任の重さと給料が合っていなかった」「低賃金すぎて生活できない」「仕事へのモチベーションが変わる」といった体験談が寄せられています。
3位の「体調不良」には「持病が悪化してしまい、働けなくなってしまった」「大きな病気にかかってしまった」「仕事のしすぎで体が動かなくなってしまった」「ストレスからくる体調不良で仕事を辞めてしまった」といったエピソードが寄せられています。
過去にご支援した小売業の企業において、女性の離職率が高いというご相談がありました。原因特定のために、従業員意識調査と数名の従業員をランダムに対面でヒアリングを行った結果、トイレの設置場所が離職の原因として挙げられたこともありました。
店舗のバックヤードにある休憩所の裏側に旧式のトイレがあり、トイレ音が休憩所にまで聞こえる状態になっていました。経営層やベテラン社員はその環境に慣れており、特に意識もしていなかったようです。
働く環境の中には、人間関係だけでなく社内の設備なども挙げられます。テレワークから出社の頻度も増えてきていますので、課題感をお持ちの企業は、従業員の意識調査などにより原因を分析してみるのも一考です。
デジタル人材の人事評価制度セミナー