パーソルキャリア社が運営する転職サービス「doda」の調査により1カ月の平均残業時間は21.9時間であることが分かりました。
残業時間の多い職種1位は「プロデューサー/ディレクター/プランナー」(出版/広告/Web/映像関連)となり、パーソルキャリア社は「小説やマンガ、アニメなどの人気の高まりや、コロナ自粛が明けたことでリアルイベントの需要が回復し、紙媒体や告知用広告のニーズが戻ったことなどが残業時間増加に影響したと考えられる」と分析しています。
2位は「設計監理/コンストラクションマネジメント」(建築/土木系エンジニア、39.1時間)、3位は「建築設計/デザイン/積算/測量」(建築/土木系エンジニア、31.1時間)、4位は「ITコンサルタント(アプリ)」(IT/通信系エンジニア、30.2時間)と続いていました。
また、年代職種分類別で平均残業時間を見ると、前回と同じく全ての年代で「事務/アシスタント」が最も少ない結果となり、「事務/アシスタント」「IT/通信系エンジニア」は、前回調査と比べて全ての年代で平均残業時間が減少しています。
残業が多い年代職種分類のトップ3について、「30代のクリエイティブ」(30.9時間)が最も多く、順に、「30代の建築/土木系エンジニア」(30.0時間)、「50代の建築/土木系エンジニア」(28.5時間)となります。
外部環境により、労働時間が増加することもありますが、36協定における特別条項を発動する際の手続きや、特別条項の上限時間を超えないように注意する必要があります。
特別条項の上限時間より前のアラート出しや、その際の社内・部署内での対策方法などもあらかじめ検討されておいた方が安全になります。
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