エフェクト社の調査により、中小企業の約4割が、人材育成における体制構築の時間が足りず、人材戦略を立てられないなどの課題感を抱いていることが分かりました。
人材戦略として適切な人材育成体制が「構築できている」としたのは58.5％であり、41.5％が「できていない」と答えています。
「構築できている」と答えた企業はどのような取り組みについては、「経営戦略に基づいて、人材育成計画に反映させている」（67.2％）が最も多く、「中長期計画を立案して、軌道修正しながら進めている」（59.5％）、「階層別教育に経営戦略を取り入れている」（39.0％）と続いています。
「構築できていない」とした企業の理由は「人事担当者として、育成体制の構築に対する時間が足りない」（50.9％）が最も多く、「適切な人材戦略の構築方法が分からない（ノウハウ不足）」（46.7％）、「経営戦略ではなく、既存の階層別教育を展開している」（38.5％）と続いています。
人材戦略の課題では「適切な人材の採用が難しい」（57.6％）が最も多く、「定着率が低い」（38.8％）、「AIなどのテクノロジーに対応できる人材育成」（35.7％）が上位となります。
人材戦略の課題の要因は「人事部門の能力やリソース不足」（41.5％）が最も多く、「労務業務の業務過多であり、人材育成に対する時間不足である」（32.8％）、「経営幹部とのすり合わせが不足している」（17.5％）と続いています。
ノウハウ不足や労務業務の業務過多やリソース不足などを課題として多く挙げられているようです。労務業務のアウトソーシングのお問い合わせは増えております。労務業務をアウトソーシングに切り替えることや、SaaSを活用したアウトソーシング先の見直しをされるのも一考です。
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