組織開発や人材育成のコンサルティングサービスを手掛けるバヅクリ社は、エンゲージメントサーベイに関する調査を実施しています。
働きやすさや組織への満足度など、エンゲージメントサーベイに関する社内アンケートに回答したことがある人は約半数、調査結果を開示してほしいと答えた人は約8割ということがわかりました。
「今までに働いた会社や組織で、働きやすさや組織への満足度などに関する社内アンケートに回答したことがあるか」についての回答が、「定期的に回答したことがある」(28.6%)、が「過去に回答したことがある」(20.1%)と、約半数にあたる48.7%がエンゲージメントサーベイなどへの回答経験を持つことが分かりました。
エンゲージメントサーベイ回答経験者のうち、「社内アンケートの集計結果を、社内に開示もしくはフィードバックなどで共有してほしい」という割合は78.3%となりますが、「実際に社内アンケートの集計結果をもとに社内もしくはチーム内での議論を行ったことがある」という割合は47.7%と、多くの従業員が議論を望んでいるにもかかわらず、半数以上の企業がその期待に応えられていない現実が明らかになっています。
社内アンケートの集計や分析には労力がかかりますので、アンケートを行っただけで集計や分析にまで手が回らなく、社内に開示やフィードバックできていないというお悩みもお聞きしたことがあります。
ただ、回答の開示やフィードバックを共有していないと、次に社内アンケートを実施しても回答する意味がない・回答しても本音を回答しなくなってしまったということもお聞きします。逆に、集計結果をもとにチームで議論を行っていたり、会社の施策に反映を行っていると、次の社内アンケートにも積極的に回答が得られているように見受けられます。
社内アンケートを実施したくても集計や分析に手が回らないようであれば、外部に委託することやツールを導入することなども一考です。
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