連合が「男女平等月間実態調査」の結果を発表しました。

働き続けるために必要と思う支援・環境として、1位は「必要とされている、期待されているなど、仕事にやりがいが感じられる」で64.4%。
次いで「休暇を取りやすい」36.7%、「自分の能力や技術を高められる」34.6%となっています。

仕事をやめたきっかけとして、1位は「職場の人間関係」27.3%、女性では「結婚」が3割強で1位となっています。

他には、産休・育休で不利益な取り扱い受ける約1割、ほぼ半数の場合で事業主にパート労働法違反の可能性がある、企業側の労働基準法の周知不足が浮き彫り、パートと正社員では「定期昇給」「ボーナス」「退職金」などで格差があるなど、労働環境の実態が見える結果となっています。

特に、働き続けるために必要とされるのは「仕事へのやりがいや、自身への期待度・肯定度合」が6割を超えており、処遇やスキルアップを大きく上回っている点に注目されます。

他人から評価されたい、他人に認められたい、というのは人間の根幹にある欲求のひとつであり、企業側がこの点を上手くできているかどうかによって、企業風土・人材の定着や実力発揮に影響が出てきます。

社員が会社に求めるものは案外シンプルなのかもしれません。


男女平等月間実態調査(連合)

http://www.jtuc-rengo.or.jp/news/chousa/data/20110531.pdf


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