メンタルヘルス対策における2次予防とは「早期発見・早期対処」をいいます。
メンタルヘルス不全に陥ってしまう前に、「いつもと違う」ということを上司や同僚など周囲がいち早く気づくことで、早期に対応が可能となります。
2次予防におけるキーマンは上司など管理者です。
管理者は部下の「いつも・通常」を把握しておくことが重要です。
その上で
●遅刻、早退、欠勤が増えた
●仕事上のミスが増えた
●勤務態度が不安定
など気になる兆候があれば早めに本人の話を聴く(聞くではありません)ことが大事なポイントです。
本人の話を聴くときは、注意やアドバイス等は行わず、話を聴く(傾聴する)姿勢が必要です。
上司や年長者であればあるほど、どうしても叱咤激励、アドバイス、自分の考えや意見の押し付けをしてしまいがちですが、メンタルヘルス対策では悪化させる原因の一つともなります。
管理者は「早期発見」に注力し、早めに対処することで、メンタルヘルス不全の重症化を防ぐことが可能となります。
そのためにも管理者は、メンタルヘルスに関する知識が必要とされます。
メンタルヘルスに関する知識と理解を深めるために、監督者向けの「ラインケア研修」を定期的に実施し、メンタルヘルス不全者の早期発見・早期対処につなげていくことが必要とされています。
★ストレス診断でメンタルヘルス対策
http://www.sming.jp/250/25050/
人事・労務の知恵袋
- その他 企業におけるメンタルヘルスのポイント 2次予防
-
投稿日:2010/03/18
IT業界の人事・労務、就業規則 社会保険労務士法人スマイング
〒151-0072 東京都渋谷区幡ケ谷2-14-9 ヤナギヤビル4F
新宿駅から京王新線で3分「幡ヶ谷駅」下車 北口より徒歩1分
※当サイトの文章、イラスト、写真、図や表などの無断転載を禁止します。