9月7日 時事通信より
認可保育所に申し込みながら満員で入所できない「待機児童」が、2009年4月1日時点で前年同期比で5834人、29.8%増の2万5384人となったことが7日、厚生労働省の調査で分かった。
2年連続の増加で、2万5000人を超えたのは6年ぶり。増加の人数や率は現行方法で統計を始めた2001年以来、過去最高だった。昨秋の「リーマン・ショック」以降、雇用情勢や賃金水準が悪化しており、同省は「不況で共働きが増えたのが大きな要因」(保育課)とみている。
保育所数は前年同期比16カ所増の2万2925施設。定員は同1万1192人増の213万2081人で、利用児童数の204万974人を上回った。地方では定員に余裕がある半面、3大都市圏や政令市などの都市部で待機児童が目立つ。
都市部は大規模マンションの建設などで需要が急増する一方、土地代の高さなどから「保育所の整備が追い付いていない」(同)という。
待機児童が50人以上いる「特定市区町村」は17団体増え101団体。待機児童が最も多いのは横浜市の1290人で、次いで川崎市が713人、仙台市が620人の順だった。都道府県別では東京の7939人がトップで、神奈川3245人、沖縄1888人の順。
一方、富山、石川、福井、山梨、長野、鳥取、香川、佐賀、宮崎の9県はゼロだった。
(以上、記事より)
待機児童の問題は、働きたいと思っているお母さん達の大きな障害となっています。
うちのスタッフにもお母さん達がいますが、住んでいる地域によってスムーズに保育施設に入所できたりできてなかったり。
せっかく保育施設に入所できても、開園している時間帯が限られていたりと、働く側の実態に沿ったものというよりは、子供を預かる側の立場しか考慮されていなかったりというのもあるようです。
お子さんをお持ちのお母さん達は、就職するのが難しいと感じます。
このような保育施設の問題以外に、企業の受け入れが少ない事も影響しているでしょう。
税制や他の制度も含め、本当の意味で働きやすい環境を整えていってもらいたいところです。
保育所の状況(平成21年4月1日)等について
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/09/h0907-2.html
人事・労務の知恵袋
- その他 保育所待機児童、2万5000人超す=前年比3割増、不況で共働き-厚労省
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投稿日:2009/09/08
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