3/3 日本経済新聞より
「不況で与える仕事がない」と4月の入社後も自宅で待機するよう内定先企業から命じられる学生が増えている。
会社側は「苦渋の選択」と説明、厚生労働省も「安易に内定を取り消さない企業努力」と一定の理解を示す。
ただ思い描いた社会人生活との落差に学生の不安は広がり、専門家は「企業には、学生が納得するまで理由を説明する責任がある」と指摘している。
「就職活動やり直しを検討した方がよいのでしょうか」。
2月上旬、都内私立大の就職支援コーナーを、文系4年の女子学生が浮かぬ表情で訪ねた。
都内の広告制作会社に内定したものの、業績悪化などから、内定者の間で「自宅待機を命じられるのでは」とうわさが広まっていた。
(以上、記事より)
今月に入り、IT関連企業でも、4月入社の新卒社員を自宅待機にしたいとの相談が出てきています。
会社側とすれば、せっかく入社してもらう社員に仕事を与えられず、また一番大事な研修の時期に満足のいく研修もできないと苦慮されているようです。
学生側も、春から社会人になろうとしているところに水を差される事となり、将来に対する不安も大きくなるでしょう。
この時期になってから内定取消とするのは、企業側学生側双方のリスクがあるとはいえるのでしょうが、仮に自宅待機が数ヶ月と長期間になるようであれば、内定取消をしない事が、よい結果につながるのか正直疑問も残るところです。
人事・労務の知恵袋
- 雇用・定年 「自宅待機」憂うつな春 内定取り消しではないけれど・・・
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投稿日:2009/03/13
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