少し前になりますが、2月26日の日本経済新聞より。
2010年春の新卒採用で、流通、電力、金融など内需型企業の多くが高水準の採用を維持するとの事。
日本マクドナルドや東京電力が09年春を上回る採用を計画。
みずほフィナンシャルグループなど大手銀行も1000人以上の大量採用を続ける。
景気悪化で経営には逆風が吹くが、将来の成長に向け人材確保を急ぐ。
業績悪化が著しい車や電機など製造業が採用を絞り、産業界全体の採用が縮むなか、輸出型から内需型産業へ若年雇用の受け皿の主役交代が進む。
主要企業は現在、10年春の採用計画をまとめつつある。
積極姿勢が目立つのが流通・外食。日本マクドナルドは10年春に主に店頭要員として今春より1割強多い140人を採用、中途でも今年300人以上を採る。
吉野家も出店加速に伴い来春採用を今春より10人多い85人にする。
(以上、記事より)
2010年新卒採用の状況として、内需型産業は採用数も抑えずに行うとの事です。
全業種での採用数が減少傾向にあるといわれている中、高い水準での採用数維持は、学生の企業選択にも確実に影響を与えていると考えます。
採用数を絞った業種に進みたいと考えていた学生には痛手かもしれません。
流通・外食産業に加え介護や農業など、また大手企業ではなく中小企業では採用に積極的なところも増えていますので、自分の進みたい業種や企業規模だけに捉われずに就職先を検討してもらいたいと思います。
人事・労務の知恵袋
- 採用 2010年新卒採用は内需型産業が高水準 製造業は削減
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投稿日:2009/03/03
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