8月3日 NIKKEI NETより
人材派遣大手のフルキャストが労働者派遣法に違反し、派遣が禁じられている業種に登録スタッフを派遣したとして、厚生労働省は2日までに、同社の全店舗に対し事業停止命令を出す方針を固めたとの事。
同社は労働者派遣法違反の派遣を繰り返しており、同省の東京労働局は極めて悪質と判断し、厳しい措置に踏み切るもの。
関係者によると、事業停止は全店舗が対象で、10日間程度になる見通し。
実際に違法行為があった店舗は1ヶ月以上になるとみられる。
(以上、記事より)
労働者派遣で全店事業停止処分となるのは、極めて異例な事です。
おそらく労働局の是正指示が何度出ても従わずに、繰り返し行ってきた事からでしょう。
このような企業がいると、他の真面目に事業を営んでいる企業までも不正派遣を行っているのではないかと余計な疑念を持たれてしまいます。
人材サービス業では、様々な法的制限から違法性の高い事業を分かっていながら行っている企業がいます。
人材派遣も人材紹介でも、人を商材として扱っている以上は、その人の人生の一端を担っているという自覚を持って行って欲しいものだと思います。
人事・労務の知恵袋
- その他 フルキャストが派遣法違反で業務停止
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投稿日:2007/08/06
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