6月18日 NIKKEI NETより
4年制大学を卒業して1992~96年に就職した会社員の大部分で、大学時代の国民年金の加入記録が基礎年金番号に統合されていないことが明らかになりました。
学生時代に払った国民年金の記録が、就職後に加入した会社の厚生年金の記録につながらず、約5000万件のさまよう年金記録の一部になっているとの事。
該当者は社会保険事務所に出向いて手続きをしないと、将来の年金受取額が減ることになります。
1991年4月から20歳以上の学生にも国民年金への加入が義務付けられましたが、収入のない学生に代わって親などが払う例が多かったのが実態です。
この学生が卒業後に会社員になって厚生年金に入ると国民年金とは別の年金番号が付番されたため、2つの年金記録が分断されたままになって残っているようです。
(以上、記事より)
先日来、大問題になっている年金記録の未確認分の件で、割合最近のケースが発覚したようです。
20歳より国民年金に加入する義務がありますが、学生が多いため、親が代わって保険料を納付したり、保険料の免除を受けていたりしています。
大学を卒業し就職した時点で厚生年金保険に加入するわけですが、当時は基礎年金番号という1人に1年金番号ではなかったため、学生の時に加入した国民年金番号と、就職した時に加入した厚生年金保険番号との2つの番号をもつ形になります。
その後、基礎年金番号に統一されたのですが、この時に厚生年金保険番号が自分の基礎年金番号とされた場合に、一緒にもっていたはずの学生時代の国民年金番号が統一されなかったとの事。
たかだか2年と思う方もいらっしゃるでしょうが、今の制度では1ヶ月でも保険料の納付期間が足りなければ国民年金は給付されませんので、この年代に該当する方は、ぜひ一度確認されてみてくだださい。
社会保険事務所の窓口は、現在ものすごく混雑しているようですので、直接窓口へ行くのは時間の都合上難しい場合は、社会保険庁のHPより自身の年金番号を登録し照会できるサービスを利用されてみてはいかがでしょうか。
年金個人情報提供サービス/社会保険庁
こちらのサービスでは、事前に年金番号を登録すると2週間程度(今だと3週間程度かかるかもしれません)で照会用のID・PWを発行し郵送されてきます。
このID・PWを使用し、自身の年金加入状況がHP上で確認することができます。
ちなみに自分のを確認したところ、無事に全期間加入となっていました。
人事・労務の知恵袋
- 年金・保険 92~96年入社の社員は学生時代の年金記録モレに注意!
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投稿日:2007/06/19
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