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採用 来春新卒、主要企業の4割が内々定を出し終え

6月3日 NIKKEI NETより

来春入社の新卒採用で、主要企業の約4割が事実上の内定となる「内々定」を出し終えたことが、日本経済新聞社の実施した「採用活動に関する緊急アンケート」で分かりました。

回答した42社のうち16社が、採用計画数以上の学生に内々定を出し、採用活動を事実上終えたとの事。

「6月末までに出し終える」会社を加えると半数近い19社になります。
秋採用が広がっているが枠は小さく、主要企業の採用活動は早くもピークを越えたようです。

このアンケートは5月25―30日に実施。
調査時点の採用計画充足率(採用計画数に対する内々定者の比率)はアサヒビール、住友商事など9社が「100%程度」と回答。
内々定者が計画数を上回る「100%超」もKDDI、キリンビールなど14社に達しました。
計23社のうち高島屋など7社は今後も採用活動を続けるが、38%にあたる16社は内々定を出し終えています。
(以上、記事より)

いわゆる08新卒採用で、大手企業がGW明けには内定出しがほぼ終わっているといわれていますが、このアンケートからも内定出しが進んでいる事が伺えます。

大手企業の内定出しが進むにつれ学生側の就職活動が鈍化しており、この動きは昨年よりも早い傾向が見受けられています。

結果として、中小企業での採用活動にも影響が出ており、追加セミナーを開催してもなかなか充足できていない状況が続いているのが現実。
学生気質も変わってきており、昨年よりも安定志向が強いように感じます。

景気上向きから有効求人倍率も上がり学生の売り手市場が続き、また求人手法も画一的なものが多い中、学生集めはまだまだ苦労が続くようです。

投稿日:2007/06/04
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