人事・労務の知恵袋

雇用・定年 60歳以上の人材活用が拡大中

4月18日 日本経済新聞より

大手企業の間で60歳以上の人材を働き手として生かすための取り組みが広がってきました。
ファナックなどは国内製造業でいち早く65歳までの定年延長を決定。
トヨタ自動車や東京電力は定年後の再雇用で、週数日の勤務を選択できる仕組みを新たに導入したとの事。

昨年4月に施行された「改正高年齢者雇用安定法」に対応した動きで、多様な選択肢を用意し「団塊の世代」の大量退職をにらんだ労働力の底上げにつなげる目的のようです。

改正高年齢者雇用安定法では雇用継続年齢を順次引き上げ、2013年に65歳とすることを企業に義務付けています。
大多数の企業は再雇用制度を活用して段階的に継続年齢を引き上げており、ファナックなどのように定年延長で対応する動きは珍しい。
(以上、記事より)


人材不足感が実感として多い中、採用や人材活用に関するニュースが目立っています。

高齢者活用や定年年齢の延長も、限りある人材をどうやって活用し企業業績に結び付けいくかの方策のひとつといえ、特に製造業で顕著です。

高齢者の方が培ってきたスキルを職場で広く発揮してもらうには、健康管理の面からも就業時間や就業日数をある程度フレキシブルにするなど、無理なく就業できる環境を整える必要があるでしょう。

投稿日:2007/04/19
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