4月から女性活躍推進法が施行されると、従業員数301人以上の企業は、女性社員の活躍状況報告や今後の活動計画を届出しなければいけません。
女性の場合、結婚・出産・育児に加え、夫の転勤など、様々がライフステージがある中で、自身の働き方を考えなければならないという難しい側面を抱えています。
実際の働く女性の本音を聞いてみたアンケートによると、3人に1人はバリバリとキャリアを積んでいきたいと思っている一方で、責任ある立場を敬遠する傾向にあるのか、管理職になりたいと思う女性は2割に満たないという結果になっています。
また働く女性の3人に1人が専業主婦願望を持っていました。
仕事の人間関係に疲れてしまったことや、自分の時間を確保したいことが専業主婦願望につながっているようです。
いろんな顔を求められる働く女性たちからすれば、管理職になり責任ある立場になるよりも、自分の仕事を精一杯頑張って働きがいを見出したいという気持ちもあるように感じます。
法律により一定数以上の女性管理職を増やしていかないと、企業全体の女性管理職が増えていかないという考え方もある一方で、女性の多様な働き方を認め、これを活かした職場を作る事が、結果として女性管理職を増やす事につながるという考え方もあります。
女性のライフステージを理解し、多様な働き方を認める企業風土を作っていくのが、結局のところ一番の近道のように思えます。
参考)女性の活躍に関する調査 2016
http://www.sonylife.co.jp/company/news/27/nr_160317.html
女性活躍推進法ページ
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000091025.html