人事・労務の知恵袋

人事・労務 姿勢の自由で、生産性アップ

【執筆者】社会保険労務士法人スマイング コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢

フリーアドレスを導入する企業が徐々に増え、オフィス内での「場所の自由」が進んでいますが、グーグルやフェイスブックなどのシリコンバレーにある企業では、立って仕事ができるスタンディング・デスクの導入が進んでおり、次は「姿勢の自由」の導入が進むかもしれません。

日本でも、マニュライフ生命保険、楽天、三菱商事、日商岩井、教育機関などで、立ち姿勢でも仕事ができる上下昇降デスクの大口注文が続いています。

厚生労働省の調べによると、オフィスワーカーの約7割が目や首、肩、腰などの身体的疲労を抱えており、腰痛や肩凝りがあると、仕事に対するモチベーションや集中力が下がり、生産性が3〜4割落ちるということがわかっています。

腰痛の主な原因は「座っているときの姿勢の崩れ」と「運動不足」です。
立ち姿勢だと自然と重心を移動するため、下半身の血流がよくなり、体をまっすぐ支えるための体幹トレーニングにも効果があります。

オフィス家具メーカーの岡村製作所の調査によると、立ち姿勢によるワークスタイルを「頻繁に行っている」「ときどき行っている」と回答した人は約20%、立って働くメリットについては「効率性が上がる」「健康面が改善」「機動性が高い」という回答が上位を占めています。

テレワークなど生産性を向上させるための多様な働き方が注目を集めています。

平成29年度になり、多様な働き方や生産性向上を支援する雇用関係の助成金が出てきております。

雇用関係助成金について
https://www.nari-sr.net/business/subsidy

参考)まだ座って仕事しているの?スタンディングワークで生産性も健康もアップ
——働き方シフト〔オフィス編〕
https://www.businessinsider.jp/post-33028

投稿日:2017/04/24
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