人事評価制度の見直しについて、社員の声を聞くと、「上司から評価に対するフィードバックがない」「フィードバックがないので、何をがんばれば評価されるのかわからない」という意見を良く耳にします。
	人事評価制度は形骸化する要因は、大きく2つあります。
	・評価者による甘辛が出ていること
	 ・評価スケジュールが守られないこと
評価者自身の業務の忙しさを理由に、フィードバックを疎かにしては、何を基準に評価されているのか、頑張っても現場を見ていない経営層の判断次第で査定されてしまう、という社員の思考になってしまっては、モチベーションを高めるどころか、離職にもつながりかねません。
	また、評価者研修がないので、フィードバックの仕方がわからないという管理職の声を聞くこともあります。
	フィードバックを効果的に進めるためには、以下のステップを踏むことです。
	1. 「信頼感の確保」部下の緊張を解きほぐす
	2. 「事実通知」客観的に事実を伝える
	3. 「問題行動の腹落ち」現在の状況と目標とのギャップを埋める
	4. 「振り返り支援」部下の建て直しをサポートする
	5. 「期待通知」今後の期待をしっかり伝える
運用が上手くいっていないと、人事評価制度は形骸化し、賃金制度や等級の後付けにより、制度自体の連動がバラバラになっているケースもよくあります。
人事評価制度は、ただの給与の査定だけのためのツールではなく、社員のモチベーションや成長につなげるための重要なものです。
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