ビズヒッツ社の調査により、現在リモートワークをしていて「悩みがある」という人に、その原因を尋ねたところ「家族がいて集中できない」(20%)が最も多く、順に「コミュニケーションがとりにくい」(17%)、「集中力が続かない/やる気が出ない」(17%)、「自宅ではできない仕事がある」(11%)、「仕事環境が整っていない」「ネット環境が悪い」(いずれも10%)ということが分かりました。
リモートワーク中にさぼったことがあるかと質問したところ、「頻繁にある」(14%)、「たまにある」(49%)を合わせると63.3%という結果になり、「さぼったことがある」という人からは「気がついたら、YouTubeやSNSなどを見ている」「周りに漫画や本の誘惑があり、思わず読んでしまって仕事が進まないこともある」「ペットがかわいくて遊んでしまう」といった声があげられています。
ビズヒッツ社は「『つい、〇〇してしまう』という声がたくさん聞こえてきた。誰の目もなく、テレビや漫画、ネット、いつでも横になれるといった誘惑が多い環境で、自分を律することはなかなか難しいようだ」とコメントしています。
2017年のある調査では、リモートワークが認められたら、自分はサボってしまうかに対して約3分の1の回答者がサボると回答しており、特に、ゲーマーと喫煙者がサボる傾向が高いと結果がありました。
実際にコロナ禍でのリモートワークを実行した結果は、誘惑が多いことやリモートワークに不慣れであったことが原因で、同時の調査結果よりもサボってしまった従業員が多いように見受けられます。
人事評価制度や見直し等も重要ですが、リモートワークを継続する企業は、リモートワークの時のオンオフの切り替えのコツなどを、上手くリモートワークに対応できている従業員から共有するなどされてはいかがでしょうか。
テレワークにも欠かせない人事評価の仕組みづくり