アデコ社による管理職を対象にした「コロナ禍での部下のマネジメントに関する調査」によれば、テレワーク中心のチームではパフォーマンスが向上し、上司と部下の人間関係も良好になったことがわかりました。
この調査では、部下のマネジメントにおいて、それぞれの管理職の意識がコロナ禍でどのように変化したのかを調べていますが、ポイントは以下になります。
「部下のパフォーマンス」
テレワーク中心の管理職は30.0%が向上、出社中心の管理職は17.6%向上と、10ポイント以上の違い
「部下との関係が良好になったか」
テレワーク中心の管理職は、25.6%が良好、出社中心の管理職は18.0%が良好と、7.6ポイントの違い
「部下のマネジメントの難易度」
テレワーク中心の管理職は、57.0%が上がった、出社中心の管理職が43.8%が上がったと、10ポイント以上の違い
「部下のマネジメントにおける自身の負担」
テレワーク中心の管理職は、43.6%が大きくなった、出社中心の管理職は37.6%が大きくなったと、6.0ポイントの違い
「部下のマネジメントに関するやり方の変化」
テレワーク中心の管理職は、67.4%が変わった、出社中心の管理職は43.6%が変わったと、20ポイント以上の違い
また、テレワーク中心の管理職と、出社中心の管理職の双方が、コロナ禍での部下のマネジメントにおけるもっとも大きな課題は「モチベーションの管理」であると考えていることもわかりました。
テレワークが従業員の仕事ぶりと上司・部下の人間関係にポジティブな影響をもたらすこと、テレワーク中心の管理職は、出社中心の管理職よりも、コロナ禍で部下のマネジメントにおける負担が大きくなり、その難易度も上がったと考えていることがわかりました。
コロナ禍が落ち着いてきたので、人事評価制度を見直す企業も増えております。
テレワークにも欠かせない人事評価の仕組みづくり