「dodaキャンパス」の就活でのChatGPT活用実態調査によれば、2025年卒・2024年卒の大学3~4年生が就活でChatGPTを利用したことがある割合は26.5%で、4人に1人という結果ということがわかりました。
具体的な利用場面は、1位が「企業の志望動機の作成」(63.6%)、2位は「自己PRの作成」(62.8%)、3位は、面接練習(24.0%)となります。
利用した理由について、6割の学生が「時間短縮のため」(企業分析やES作成などの作業時間)と回答しました。ChatGPTを利用することで確保できた時間を、思考の整理や自身を見つめ直す機会にしている学生が多いようです。
また、ChatGPT利用のメリットとしては「自分では思いつかない気付きが得られた」(77.5%)が最も多く、順に「時間短縮できた」(企業分析やES作成などの作業時間、61.7%)、「時間短縮できた」(今後のキャリアや自己分析などの思考整理、40.8%)となります。
就活でChatGPTを利用していないと答えた学生からは「不正のように感じられ、気が引ける」「正確性、信ぴょう性に欠ける」「効率性よりも、自分の言葉で表すことに意義がある」などといった意見が挙げられています。
ワークポート社の調査では、転職活動に候補者がChatGPTを使って選考書類を作成していても、75.5%が「採用意欲は変わらない」と回答しており、人事担当者の多くは働き手がChatGPTを転職活動に利用することに対して抵抗感を抱いていないという結果も出ています。
様々な場面で生成AIの活用が進んでおり、時間短縮などメリットもありますが、入社後のミスマッチが増えないようになってほしいです。
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