オンプレミス型システムからSaaSへ移行した企業の満足度は52%に上ることが、人事労務のクラウドサービスを提供するjinjer社により、調査で分かりました。
オンプレミスからSaaSに乗り換えたシステムでは「勤怠管理システム」(27.1%)が最も多く、「人事管理システム」(25.4%)、「給与計算システム」(23.7%)と続いています。
オンプレミスからSaaSへの移行理由については「システム保守・管理の属人化をなくすため」(49.1%)が最も多く、「機能改修や運用・保守にかかる費用や工数を抑えるため」(35.2%)、「リモートなど、従業員の働き方に柔軟に対応する必要があったため」(31.5%)となっています。
オンプレミスからの移行時に最も苦労したことは「カスタマイズ性が制限され、業務や運用の見直しが必要になった」(20.4%)、「従業員や現場からのシステム移行に対する抵抗があった」(18.5%)、「オンプレミス環境からSaaS環境へのデータ移行に時間がかかった」「既存システムとの連携に問題が生じた」(各16.7%)が上位となっています。
SaaS移行に満足している理由については、「運用・保守のコストの削減ができた」(42.8%)、「システム保守・管理の属人化を解消できた」(35.7%)、「リモートワーク等、多様な働き方を実現できた」(33.9%)となり、SaaS移行に不満を感じている理由は「カスタマイズ性に制限があり、できないことが多い」(36.5%)、「他の既存システムとの連携・統合が複雑」(26.9%)、「運用にあたり必要機能が不足している」(17.3%)となっていました。
IT企業ではSaas型のシステム利用が前提での給与計算等のアウトソーシングのご依頼がほとんどになりますが、IT企業以外でも、Saas型のシステムへ移行を検討・実施する企業が年々増加しております。Saas型のシステムは数多くリリースされております。選定などにおけるサポートも対応しております。