人事・労務の知恵袋

人事・労務 人事考課は誰のもの

4月から新年度を迎える企業では、人事考課のシーズンとなります。

この時期に合わせて、自社の人事考課の仕組みを検討されている企業が多くありますが、ご相談を受けるものとして多いのが、絶対評価と相対評価をどう考えるかという点です。

絶対評価は、会社の評価基準に対して、他の従業員の評価を考慮することなく、従業員自身の実績に対して評価をします。

相対評価は、他の従業員の評価結果と合わせ、例えば同一部門内での評価順位を決めていくなど、個人の評価結果と全体の評価結果とを比較しながら評価を行います。

個人の実績・成長度合いを会社が評価した結果が、給与や賞与・昇格などに反映されるのであって、他人と比較した結果で評価するものではありません。

「○○さんにより自分の評価が低いのはどうしてですか?」
「○○さんの給与が自分より高いのは納得できません」

と従業員から言われるような人事考課は、結果的に相対評価になっているといえます。

常に他人と比較されるものでは、個人の成長には結びついていきません。
モチベーションにも知らず知らずのうちに影響するでしょう。

個人ごとの業績と成長度合いを確認できる人事考課、個人の処遇に直接反映されるものが、結果として個人の成長につながり企業全体の成長につながっていくといえます。


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投稿日:2011/03/29
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