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採用 2012年卒の就活、本格始動 都内で合同説明会

日本経済新聞
2012年春卒業予定の大学生らを対象とした国内最大規模の合同企業説明会「開幕★LIVE東京」が6日、都内で開かれ、大学3年生の就職活動が本格始動した。
就職難への不安から学生の就活開始時期は年々早まっており、主催したリクルートは7日までの2日間でこの時期としては過去最多の延べ5万8000人の学生が参加すると見込んでいる。

イベントにはメーカーや金融機関、商社など約500の企業・団体が出展。
各社のブースで採用担当者による企業説明会が開催されたほか、自己分析やエントリーシート対策などのセミナーも催された。

愛知県から参加した男子学生(21)は「早く就活を始めないとまずいという焦りがあり、前日の深夜に大学が手配した無料バスに乗って東京まで来た」という。
都内の大学に通う女子学生(20)は「いろいろな出展企業の説明を聞いて、これからの就活に役立てたい」と話していた。
(以上、記事より)


新卒学生の就職活動「就活」が、今年も始動したようです。

活動時期が大学3年に早まっている現実を大学4年の春以降にしたいと考えている企業は多く、三井物産や三菱商事など大手商社では、新卒の採用活動見直しに動き始めており、2013年春卒業予定の学生より採用広報活動を始める時期を3年生の2月頃にし、採用活動は4年の8月頃に遅らせる方針で、具体策を検討するともされています。

就活時期を遅らせる要因として、学生の質の低下が一番とされています。

目先の就活に追われ、海外留学を思い留まったり、また本来の勉学に励む時間を就活に取られてしまい、思考も内向きな学生が増えているようです。

大手企業でも就活時期を遅らせたいというのが本音であるものの、他社が動けば自社も・・・というのが実際のところではないでしょうか。

本気で学生の就活時期を遅らせるには、各企業の就職情報を学生に提供する側の企業の協力が不可欠。

学生の質を上げ企業競争力を高めるためにも、採用する側と情報提供する側が協調して「就活」を見直す必要があるようです。

投稿日:2010/11/07
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